四季の移り変わりが激しい名古屋!時期を選んだ外壁塗装
最終更新 : 2024.07.31
名古屋で外壁塗装をする前に知っておくべき注意点。
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四季の移り変わりがはっきりしている名古屋
名古屋は本州の中でも中央部にある濃尾平野に位置し、南に伊勢湾がある地形的にも緩やかな条件を持っています。
四季がはっきりした地域ですが、年間を通じて気温の変化は比較的穏やかです。
5月から12月頃までは、台風シーズンであることからも、直撃して甚大な害をもたらしたこともありました。
有名なところでは、昭和34年の伊勢湾台風があります。
この被害をきっかけに災害対策基本法ができたことは有名です。
最近では、令和元年の10月に被害を与えた最低気圧915hPaの台風19号がありました。
それでも全国的にみると、日本の縮図とまでいわれるほど平均的な気候です。
分かりやすい気候だからこそ、外壁塗装を考えるうえでも全国的な目安にもなるでしょう。
名古屋の降水量と平均気温を見ると、降水量は6月から7月の梅雨シーズンにあたる雨季と8月から9月の台風シーズンにピークがきます。
過ごしやすいのは桜の開花時期となる4月や5月、紅葉が美しい10月から11月でしょう。
外壁塗装工事でも気温が安定しており、工程もスムーズに進む時期です。仕上がりにも影響が少ない季節になります。
名古屋の夏にあたる7月8月は、海風もあり蒸し暑い時期で気温も急上昇します。
外気温が35度を超える日もあり、外壁塗装にはあまりいい状況ではありません。
冬の名古屋では、山間部のように雪は降りませんが、年間数日程度は積雪に見舞われることがあります。
名古屋で塗装工事に好ましい季節と条件は
名古屋の外壁塗装に向いている季節は、気候の変化が穏やかな春か秋がおすすめです。
名古屋の春や秋は雨が少なく、塗料が乾きやすい気候です。
仕事の進捗もいいことから外壁塗装の仕事も多くなり、業者的にも繁忙期に入ります。この傾向は全国的に見ても変わりません。
秋から年末にかけては、外装をきれいに仕上げてから新年を迎えたい人も増えてきます。
気候とは別に、心理的な部分で繁忙期を迎えることになるのです。
名古屋では山間部のような早い時期に雪が降ることもなく、工事が難しくなるレベルまで気温も落ちないことから、外壁塗装にも影響が少ない時期になるでしょう。
降雪や霜に見舞われる季節は、外壁塗装が難しい時期に入ります。
名古屋でみると冬の中でも1月から3月は、雪や霜の影響を受ける可能性があり、外壁塗装が難しくなります。
降水量が増え台風が発生しやすい梅雨から夏にかけては、気温の上昇も激しくなります。
全国的な縮図といわれる名古屋ですが、かなり暑くなることも珍しくありません。外壁塗装の工事依頼は減ります。
関連記事:外壁塗装に適した季節はいつ?塗料との関係を考えてみよう
季節ごとの塗装会社の動き
春:繁忙期
- 比較的降水量が少ない
- 職人を確保しにくい
- 価格も上昇しやすい
- 窓を閉めても影響が少ない
名古屋でもおすすめの時期で、外壁塗装にも適した季節です。
外壁塗装を待っている人も多くなるため、早い段階から予約を取るなど、時期に合わせてコンタクトしておくのが大切です。
夏:閑散期
- 気温の上昇とともに施工が難しくなる
- 臭い対策として窓を閉めきって生活しにくい
- 湿度85%以上になることもあり塗装できない日がある
- 梅雨や台風で工期が延びることがある
名古屋では、夏に台風が上陸するような年もあります。
実際に甚大な被害を発生させたこともあるように、外壁塗装にも影響を与える季節です。
気温の上昇も大きな影響を与えるため、春と秋を中心に考えながら、閑散期を利用するといった選択がいいでしょう。
秋:繁忙期
- 台風以外は比較的降水量が少なくなる
- 年内に塗装を仕上げたい人が多くなる
- 職人が確保しにくい
- 価格の上昇
- 春と同じように窓を閉めても生活しやすい
名古屋の秋は、秋雨前線の影響を受けても、梅雨時期ほどの雨は降りません。
ただし、台風がずれてくると、この時期に直撃する場合もあります。
気温が下がり始め、風も出てくることから繁忙期ではありますが、春の次に外壁塗装に向いている時期となるでしょう。
冬:閑散期
- 名古屋でも霜や積雪に注意
- 日照が短くなることから作業量が低下する
- 気温や湿度の変化も大きいことから養生の必要性が高くなる
名古屋の冬はそこまで厳しくありません。
気温が下がることはあっても、0度以下になるのは年間数日です。
ただし、年明けになると積雪に見舞われることもあり、外壁塗装の施工環境としては厳しくなります。
外壁塗装の専門業者であれば、この時期でも養生などをしっかりして対応可能です。
閑散期に当たることからも塗装業者と相談しやすい時期となります。
名古屋なら年中可能な外壁塗装工事
名古屋は年間通して外壁塗装工事がしやすい環境です。
どの季節でも、気温や湿度の変化の大きい日を除けば外壁塗装できます。
大事なことは、どの季節に依頼するかにあるでしょう。どの季節でも外壁塗装はできるとしても、向き不向きがあるのも確かだからです。
単価的な部分でも、閑散期に依頼するといった方法も出てきます。
年によっても違いがあるため、先を見越した選択も必要です。
関連記事:外壁塗装の相場はどう見る?もっとお得にする方法も解説!
名古屋でも外壁塗装に要注意なのはこんな日!
名古屋で外壁塗装をする場合、年間通して工事ができるとしても注意しなければいけない日も出てきます。
いくつかの条件があるため、覚えておくといいでしょう。
気温が5℃以下または湿度85%以上のとき
建築工事標準仕様書・同解説 JASS18塗装工事に記載があります。
気温5度以下の状況を考えてみましょう。名古屋ではそこまで多くありませんが、1年間のうちに必ず出てきます。
こうした気温になると、塗料は硬化までの時間が長くなるのです。
そのまま硬化しないわけではありませんが、品質に問題が出てくる可能性が高まります。
硬化時間が長くなると、何かが付着することを含め、トラブルが起こる可能性も高まるのです。
結露の問題も出てきます。
気温が下がると空気中の水分の飽和量が変化し、塗装面で結露する可能性が出てくるのです。
結露すると塗装面の表面に付着し、硬化時に蒸発してでこぼこになり、平滑な面ができなくなります。
これが塗装のつやや品質を落とすのです。
湿度が高いことで塗装面が湿りやすく、塗料がはがれやすくなるのも問題です。
外壁塗装に使われる塗料は水性であっても塗装面との間に水分があれば、硬化したときに隙間ができます。
これがはがれる原因となるため、湿度の高い日は工事を避けなければいけません。
雨や雪が降っているとき
気温と湿度の関係にも似ていますが、塗装面が濡れてしまう可能性が出てきます。
相対的に見ても気温も下がるでしょう。
外壁塗装に使われる塗料は樹脂材です。
気温が下がると化学反応が遅れ、硬化に時間が掛かります。
雪が降っているときには、気温が5℃以下にならなくても注意が必要でしょう。
養生など施工面の管理が重要になります。
まとめ
外壁塗装を行う優良業者は、気候などにあった施工を行います。
状況を把握し、名古屋の気候や状況にあった施工を行えるからこそ、高い品質を維持できるのです。
外壁塗装は、短期間で塗り替えるものではありません。
費用も掛かりますし生活にも影響が出てくるからです。
耐用年数を考えても、一生の中でも数回程度になるでしょう。
その大事な外壁塗装だからこそ、耐用年数をしっかり維持できる施工にしなければいけません。
それには、高いレベルの施工技術が必要なのです。