外壁塗装のお金がない?外壁塗装を安く済ませるポイント
最終更新 : 2024.09.04
一般的に新築時から10年経つと「外壁塗装」が必要になります。
しかし他の電化製品や住宅設備の取り換え時期とも重なってしまうので「外壁塗装に回すお金がない!」と困ってしまうケースは多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、外壁塗装のお金がない場合に「コストパフォーマンスよく済ませる方法」をご紹介していきます。
外壁塗装は頻繁に行うものではない分、しっかり計画して後悔のない仕上がりにしましょう。
Contents
【定番】外壁塗装が最も安くなる条件3つ
ここでは、「外壁塗装を安くしたい」とお考えの方におすすめの鉄板パターンを3つご紹介します。
ただしあくまで一般的な方法のため、外壁塗装業者によっては当てはまらないケースもあります。
外壁塗装の時期などに余裕がある場合には、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
外壁塗装の時期|梅雨シーズンと冬季が安い
一般的に「梅雨と冬季」のシーズンは、外壁塗装費用が安くなる傾向が見られます。
理由としては、この時期を避けるお客様が多いため「割引してもらえる」というケースが挙げられます。
しかし「雨が降っている日・気温が5度以下の日」には塗装ができないので、工期自体が伸びてしまうリスクは高くなるでしょう。
また通常時に比べて塗料をしっかりと乾かすのに手間が掛かり、ベストシーズンに比べると外壁塗装業者の技量が求められます。
春や秋といった人気のシーズン以外で外壁塗装を行う場合には、実績があり信頼できる業者を選ぶのがおすすめです。
外壁塗装の種類|シンプルな塗料が安い
外壁塗装で使う塗料には様々な種類がありますが、機能を絞ったシンプルなタイプが最も安くなります。
たとえばアクリル塗料なら1,200円~1,500円/㎡程度とリーズナブルなので、予算を抑えたい場合に選ばれることがあります。
ただし価格が安い分、機能的には物足りないことも多いです。
低汚染や防カビといった付加機能を付けたい場合は、多少予算を上げてもグレードアップした方が満足度は高くなるでしょう。
外壁塗装の支払方法|現金払いが結局安い
最近ではキャッシュレス化の流れも広まり、カード払いやバーコード決済に対応している外壁塗装業者もあります。
しかしコストを抑えたいのであれば「現金払い」が最も安くなります。
クレジットカードやバーコード支払いの場合、外壁塗装業者はカード会社等に手数料を払っています。
その分の負担が増えるため、お客様の外壁塗装料金にも上乗せされる可能性が高いのです。
その点現金払いであれば余計な手数料が掛からないので、お客様への見積もり金額も最小限に抑えられます。
関連記事:外壁塗装に適した季節はいつ?塗料との関係を考えてみよう
外壁塗装のお金がない時の裏ワザ①助成金や補助金を使う
ここでは、「どうしても外壁塗装のお金がない」「なるべく費用を安く抑えたい」という場合に使いたい裏ワザをご紹介していきます。
リフォーム補助金
国では空き家対策や住宅の既存ストック活用を推進しており、各自治体でも「補助金」を交付しているケースが多いです。
これは「申請しなければもらえないお金」なので、外壁塗装でリフォームをお考えの方はぜひチェックしておきましょう。
ここでは補助金の中から、代表的なものをご紹介します。
お住まいの自治体でも実施している場合があるので、市町村の公式サイトを確認してみるのがおすすめです(※ただし予算上限に達した場合は終了)。
愛知県東栄町|住宅リフォーム補助事業
「東栄町在住の方が町内事業者を利用」して自宅のリフォーム工事を行なう場合、費用を補助する制度です。
補助金額は工事費の20%で、上限は10万円となります。
町内の事業者を利用することで、町の経済活性化にも貢献できます。
【参考】住宅リフォーム補助事業
富山県氷見市|氷見市住宅リフォーム支援補助金
「氷見市に転入し、空き家を購入してリフォーム工事をした場合」と「三世代同居のためにリフォーム工事をした場合」に補助金を交付する制度です。
補助額は「リフォーム費用の1/2」と充実しています。
上限金額は、転入の場合は100万円・三世代同居なら50万円です。
【参考】氷見市住宅リフォーム支援補助金
外壁塗装のお金がない時の裏ワザ②リフォームローンを使う
現金が手元に無い場合には「リフォームローン」を使う方法もあります。
ローンというと「借金」のイメージがあるかもしれませんが、ローン控除が受けられる場合もあるなどお得な節税テクニックとしてもおすすめです。
ここでは、リフォームローンを活用する際のポイントをご紹介します。
新築ローンより審査が通りやすい
リフォームローンは新築時の住宅ローンとは違い、「既存住宅のリフォームや増改築」で使えるローンのことを指します。
新築のローンに比べると審査基準が緩く、多くの方が通りやすいのがメリットです。
担保不要・70歳まで借り入れ可能など、すでに退職されている場合でも利用しやすくなっています。
ただし借りられる金額上限は500万円程度と低めで、金利は3〜4%と高めである点には注意しましょう。
事務手数料が不要
リフォームローンは「無担保タイプ」と「有担保タイプ」を選べる仕組みとなっています。
無担保タイプなら抵当権の設定が不要になるため、余計な手数料も掛かりません。
手数料や保証料をなるべく節約したい方は、無担保タイプを選ぶのがおすすめです。
ローン控除が受けられる
リフォームローンでは、住宅ローン控除を受けられます。借入限度額は最大3,000万円、控除期間は10年間です。
年末のローン残高の0.7%が所得税から控除され、控除しきれない場合は住民税からも差し引かれます。
ただし制度は状況に応じて変更する場合があるため、利用をお考えの方は国土交通省のサイトをチェックしておきましょう。
関連記事:外壁塗装の支払い方法とは?ローンのメリットとデメリットをご紹介
外壁塗装のお金がない時の裏ワザ③火災保険を使う
意外と知られていないのが、「火災保険で外壁塗装を行う」という方法です。
条件に該当する場合は使わないと損なので、活用してみてください。
天災による損害を補償
火災保険では、自然災害による建物の被害を補償できます。
「台風で飛んできたがれきで外壁が破損した」「火災や水災で外壁が破損した」など、意外と使えるケースは多いです。
補償されるのはあくまでも「原状回復」なので、被害を受ける前の状態に戻す場合に適用されます。
なお、天災に関連しない補修等を行う場合は実費になりますが、まとめてメンテナンスすればトータルコストが下がってお得でしょう。
保険金適用には時間がかかる場合も
火災保険が適用されるには審査が必要で、申請してから1~3か月程度かかるのが一般的です。
申請の際は以下などの書類を提出します。
- 見積書
- 被害状況の写真
- 保険金申請書
- 事故内容報告書
- 罹災証明書
後日、調査会社の調査・診断及び査定を経てから保険金が支払われますが、一旦業者に支払うための資金を用意しておく必要があるでしょう。
外壁塗装のお金がない時の裏ワザ④相見積もりを取る
外壁塗装のお金が無い場合、「相見積もりを取って条件に合う業者を探す」という方法があります。
「安いだけ」の業者に注意
相見積もりとは、複数の業者に見積もりを依頼して比較・検討することを指します。
きちんと比較できるように、依頼条件や希望は揃えるのがおすすめです。
注意点としては、業者の規模を必ず確認することです。
外壁塗装は「○○年保証」と書かれていても、所詮は紙切れ1枚です。その業者が倒産や廃業する可能性も考慮しなければなりません。
相見積もりをとるのであれば、必ず「全国規模の大手外壁業者」を入れることをおすすめいたします。
相見積もりは総合的な判断を
相見積もりを取る場合は公共工事入札のように同一条件(塗装数量や仕様など)であれば金額差が明確に分かります。
しかし、民間工事ですと業者の判断により数量や仕様はバラバラですから単純に「安い金額の業者にお願いしよう」と考えてしまいがちです。
しかし10年に1度の外壁塗装なので、「安い」という理由だけで業者選びをすると後悔する結果に繋がりかねません。
見積もりを見比べて以下などの点をチェックする必要があります。
- 塗料が求める基準以上のレベルか
- 外壁塗装の範囲はすべてカバーしているか
- 不自然に大幅な値引きを行っていないか
- 建設業としての営業許可証
- 技術者や資格の有無
- 業者の経歴や実績
比較した結果、見積金額が高い業者の方が工事内容が充実しているかもしれません。
外壁塗装は頻繁に行うものではないため、ある程度値段が掛かってもクオリティを重視した方が「結局コスパが良い」と思われるケースは多いです。
目先の見積金額に惑わされず、見積もりの中身もしっかりと確認する事をおすすめします。
関連記事:外壁塗装の相場はどう見る?もっとお得にする方法も解説!
外壁塗装のお金がなくても「避けるべき」パターン
外壁塗装にかけるお金がないと、下記のようなパターンに陥りがちです。
しかし毎日暮らす住まいなので、なるべく避けた方がよいでしょう。
ここではその理由も合わせてご紹介します。
一部分だけ外壁塗装する
「建物全体の外壁塗装は高額なため、一部分だけ塗装する」というパターンです。
確かに合理的なようですが、実はおすすめできません。
一部分だけ塗装する方法だと、全体を塗装する場合の率分と比較すると割高になりますし、建物全体を見たときに違和感のある美粧性にも欠けた仕上がりになり、建物を保護することはできません。
本来、外壁塗装には「建物を保護する」という大切な役割がありますが、一部分だけの塗装では保護できず劣化を早めてしまいます。
ほかの部分の塗装や修繕が必要になったときには再度足場を組まなければならず、結局余計な手間や足場費用等が掛かることになるでしょう。
自分で外壁塗装をDIYする
次は「専門業者に頼むと費用が掛かるので、自分でDIYする」というパターンです。
人件費が掛からないのでお得と思われがちですが、「結局高くつく」ため避けるのがおすすめです。
外壁塗装には塗料代だけでなく「高圧洗浄」「足場」「シーリング材」といった様々な費用が掛かります。
もちろんそういった下処理なしで塗装を行うのは個人の自由です。
しかし、必要な下地処理を行い塗装要領や仕様を遵守しなければ仕上がりも不完全な状態になりますので、塗り直しが必要になってしまう場合が多いです。
そのため外壁塗装に慣れていない場合は、最初から専門業者に依頼した方が「安くて高品質」な仕上がりになっておすすめです。
外壁をそのまま放置する
個人所有の一戸建ての場合、マンション等の集合住宅とは違いメンテナンスの時期を自由に決められます。
しかし「節約のため」「後回し」と思ってそのままにしていると、結局後々の修繕費用が高額になってしまう可能性があるでしょう。
外壁塗装がヒビ割れたり、剥がれると建物を保護する機能が失われるため、雨水が入って腐食が進む場合があります。
そうなってしまうと「外壁自体を取り替える」といった大掛かりな工事に発展することも。
新築時から10年程度経ったら、たとえ劣化していないように見えても一度点検を受けるのをおすすめします。
外壁塗装はコスパの良い選択を
建物は日々外部からのダメージを受けているので、定期的な外壁塗装でメンテナンスが必要になります。
外壁塗装のお金がない場合には、補助金の利用やリフォームローンもおすすめです。
また「見積金額が安い」という理由で業者を選ぶのは危険な場合も。
見積内容やアフターサービスの充実度など、「コストパフォーマンスの良さ」で総合的に判断するのが賢い選択と言えるでしょう。
関連記事:外壁洗浄は外壁を美しく保つだけではない!ポイントをわかりやすく説明
まとめ
シンニッケンは「設立33年・施工実績25万件以上・施工エリア全国50拠点」の外壁塗装のパイオニアです。
自社専属の熟練した職人が塗装を行います。
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