外壁塗装の相場はどう見る?もっとお得にする方法も解説!

最終更新 : 2024.07.25

外壁塗装の相場はどう見るもっとお得にする方法も解説

外壁塗装は、マイホームの意匠を作り出す重要な部分です。

しかし、見た目だけではなくマイホームを守ってくれる盾となるのが外壁塗装です。

だからこそ、劣化が進めば、メンテナンスしなければいけません。

問題は、外壁塗装にかかる「費用」です。

メンテナンスが大事なことはわかっていても、いったいどれぐらいが相場なのか、どういったことを調べればいいか、外壁塗装業界の人でなければ、なかなかつかめないでしょう。

外壁塗装の相場を見極め、コストパフォーマンスのいい方法を選択するために、どういったポイントで選ぶといいかも解説しますので、メンテナンスの参考にしてください。

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外壁塗装の相場に隠れた意味

外壁塗装の相場といわれて、ピンとくるでしょうか? どれぐらいかかるか、なかなか分かりにくい世界ですよね。

まずは基本的な知識として、金額は諸条件によって変わることを覚えておいてください。

特殊な建物ではなく、ごく普通の住宅が当てはまる平均値のようなものだからです。

外壁塗装の相場

外壁塗装の相場はどう見るもっとお得にする方法も解説

そもそも相場とは決められて作るものではなく、現在の市場での適正価格が相場として生まれてきます。

材料の値段や人件費なども含め、相場はできあがってくるものです。

つまり、実際に工事として契約が結ばれるであろう金額を示します。

外壁塗装の費用相場といっても調べてみると、とても幅があると思いませんか。

なぜここまで幅が出るのか?施工方法や施工会社を選ぶポイントが隠れています。

外壁塗装の塗料にも、いろいろな種類があり、塗料メーカーもさまざまで、性能にも違いがあるのは、ほかの建材などと変わりません。

外壁の劣化の状況などで、施工方法も変わります。補修が必要になる場合は、費用も大きく違いが出るのです。

かかる人数や足場材などの違いも、費用に影響し、面積当たりの単価が変わります。

実際の施工難易度や危険性の問題も単価に影響する要素です。

しかし、このような部分は、相場にはあまり影響しません。

なぜならば、市場という大きな部分に影響しにくいからです。

外壁塗装の相場はどう見る?もっとお得にする方法も解説!

複雑な形状などは市場のなかでも少数であることを理解しなければいけません。

相場とはあくまでも市場における平均的な金額であって、3階建てや4階建てなど少数派の単価は反映されにくいといっていいでしょう。

もちろん、このような特殊な例も含めて相場はできあがりますが、4階だからといって2階建て2棟分の費用になるわけではないのです。

階数が倍になっても、実際の施工の手間のかかり方が違います。足場材などの共有も出てくるため、単価は2棟分とならないのです。

相場も地域によって変わります。全国相場で見ると、地域性も平均化されるため、大きな違いが出てくる可能性があるのです。

外壁塗装の場合、湿度や気温の影響を強く受けます。

外仕事であるがゆえに、仕事に適した季節にも違いが出てくるからです。

豪雪地域や降雨量の多い地域は、外壁塗装に適した時期が限られます。逆に高温地域も作業に適した時期は少なくなるのです。

全国の相場とは違う単価になる可能性が出てきます。

繁忙期や閑散期に違いがあることからも、差が出てくることになるでしょう。

このような場合には、全国ではなく、地域の相場を調べなければいけません。

見積書は、このような諸条件を含めて分析することが大切です。

相場というだけで、単純に比較したくなるものではありませんか?いろいろな情報も多い外壁塗装ですので、単純に比較もしたくなるでしょう。

確かに相場の単価は大切な情報ですが、諸条件に関する影響を含めて違いを見ると利用しやすくなるのです。

関連記事:見積もりの内容や立ち会い時期もわかる!外壁塗装の工程

坪数?延坪がなぜ壁の面積になるか

相場の表のなかに坪数や延坪、延床面積といった言葉が出てきます。これってなんだと思いますか?

この意味を知らないと、塗装面積の割り出しができません。

一般的にここまで理解しなくてもOKですが、「業者に説明されてもよくわからなかった」というかたもいらっしゃいますよね。

外壁塗装の相場はどう見る?もっとお得にする方法も解説!

詳しく知りたいかたのためにご説明しておきますね。

一般的に坪数といえば、面積の単位ことです。

建坪は、主に建築面積の坪数を指し、建物を真上から見たときの面積と思えば難しくないでしょう。

水平投影面積を坪という単位に変換したものを示すのが一般的です。

しかし、建築基準法で定められた言葉ではありませんので建坪の定義は少々曖昧となっています。

また、真上から見た面積になることから、1階の面積を指す場合もあります。

しかし、建築面積は各階の1番広い階の面積となりますので注意が必要です。2階のほうが広い場合もありますからね。

壁の面積を計算する場合に使われる延坪は、各階の床面積を足した数字です。各階の床面積をすべて足して計算したものと考えればいいでしょう。

ところが延坪と、建坪は全く違います。建坪には吹き抜けがあっても屋根があれば含まれるからです。

ややこしいのは、坪と㎡という2つの面積単位が出てくることもあるでしょう。

坪とは「尺貫法」という日本古来の計算方法でありますが、「畳」のほうが馴染みのある方は多いのではないでしょうか。

単位で1㎡は0.3025坪に相当します。

1.82mの正方形の計算となることから、1坪は約3.3㎡です。1坪は畳2畳分という表現もありますが、畳は地域によって大きさが違うため正確ではありません。

外壁塗装の場合には、壁面積が必要です。でも、自分の家の壁面積ってわかりませんよね。

不動産登記簿には土地の坪数や建坪などの面積はあっても、壁の面積は記載されないからです。

建物の壁の面積は、延坪から概算で計算する方法があるようです。床面積がわかるので、周りに壁を建てたと仮定して、壁の面積を計算するようですが正確ではありません。

壁は大体これぐらいの高さが一般的といったレベルで計算するため、出てきた数値には揺らぎが出ます。

壁は四角とは限らないですよね?三角になる部分もあるわけですから、更に四角の計算でも正方形と長方形では全く面積が異なりますので正確な数字が出ません。

屋根のある中庭、ひさしが1m以下あるバルコニー、吹き抜けなど床面積には含めない数字もあります。

定数を決めて計算する方法もありますが、あくまでも誤差の範囲を大きく撮った概算でしかないのです。

本当に外壁塗装を依頼するなら、概算は意味がありません。あくまでも予測でしかないため、正確な計算方法も理解しておきましょう。

こちらは次の見積書の内訳で解説します。

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見積書の内訳

見積書とはどのようなものだと思いますか?ただ費用の金額が書かれているだけではありません。

「一式」といった項目でまとめて書かれている場合もありますし、細かな詳細まで網羅されている見積書もあるからです。

見積書を分析できると、外壁塗装の相場が見えてきます。

全国の相場ではなく、実際に塗装するときの費用ということで地域的な相場もわかるからです。

塗料の単価もわかりますし、施工にかかる費用もはっきりします。

どこまでサービスしてくれるのか、作業内容もわかるため、見積書の内訳が重要です。

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では、実際の見積書にどのようなことがかかれているのか、内訳と内容を分析していきましょう。

見積書の内訳にもいろいろな書きかたや順番がありますので、該当している部分を照らし合わせてみることが大切です。

塗料

まずは、どのような塗料が使われているか見ていきましょう。

塗料の種類や特性によって、単価はかなり違います。施工費用は大幅に変わるため、非常に重要なポイントです。

アクリル

アクリル樹脂を使った塗料です。基本的な考え方として、塗料は接着剤と同じような仲間と思っておきましょう。

樹脂を使って色がついている顔料を固めます。この樹脂によって種類分けされているのが、外壁塗装用の塗料の基本です。

アクリルは、塗料として非常に安価でスタンダードなものとして使われてきました。

樹脂の分量などを調整しやすく、色の種類も豊富に作られてきたからです。

設計の自由度が高い反面、「外壁用の塗料としては高性能ではない」というのも事実です。

再設計されたアクリルも出てきていますが、一般的には耐久性が最も低いと考えて差し支えありません。

後述するシリコンと比較すると、7割程度の費用で施工でき、1回の施工だけで見るコストパフォーマンスには優れ安価なのが最大の魅力です。

しかし、防水効果や耐久性が低いため劣化速度が速く、ライフサイクルが3年から5年程度と短いため、長期的に見るとかなりのコスト増です。

加えて、ひび割れやすいところもデメリットになるでしょう。

ひび割れすれば、建物の内部に雨水が侵入しやすくなり、建材の劣化を早めます。

家の耐久度を下げる結果となることからも、新築時には使用されても塗替え工事の際はあまり使われません。

DIYなどでは、1液型の水性塗料が多いため、使い勝手には優れますが、デメリットのほうが目立ちます。

そのため、専門施工では使われなくなり、見積書に載せられることも少なくなっています。

ウレタン

ウレタン樹脂を使った塗料で、こちらも近年は少なくなってきました。

柔軟性を持っているのが特徴で、付着力も良く防水効果もありアクリル塗料より耐久性も高くなっています。

汚れが目立ちやすい問題も抱える塗料ですが柔軟性があるため鉄部や木部にも使用できる点を考慮したコストパフォーマンスではメリットになるでしょう。

メンテナンスしやすい塗料で、DIYでも使われるようになりました。

しかし、メリットもある一方で、「紫外線に弱い」という問題を抱えます。

紫外線に弱いため、ライフサイクルも短くなるのが外壁塗装としての問題です。

7年程度で寿命を迎えるため、シリコンより単価を抑えたつもりが、大きな費用を支払う結果になりかねません。

シリコン

シリコンは、正確にはアクリルシリコンと呼ばれる樹脂をベースにした塗料です。

名前から想像がつくように、ベースとなっているのはアクリルで、シリコン樹脂を入れて作っています。

アクリル樹脂より優れた特性を持っていますが、これを決めるのがシリコン樹脂の含有量です。

多ければいいというわけではありませんが、あまりに少なくなればアクリルの特性が目立つことになります。

シリコンの特徴として挙げられるのは、「耐久性の高さ」と「コストのバランス」です。

耐久性はアクリルやウレタンよりもはるかに優れています。

単価的にみればアクリルやウレタンよりかなり高くなりますが、トータルコストパフォーマンスで見るとシリコンのほうが単純に優れるのです。

重要ポイントが耐久性で、アクリルが3~5年で劣化するのに比べ、シリコンは8~10年程度まで伸ばせます。

5年以上の差がつくため、コストパフォーマンスで見るとはるかに大きな違いが生まれるのです。

これが現在主流になった理由のひとつといえます。

耐久性の高さとともにポイントになるのが耐候性と防水性です。

アクリルやウレタンと比べ光沢を保持しやすいため、景観を美しく保てます。

デメリットはシリコンの含有量に起因する耐久性の問題と通気効果でしょう。

シリコン自体は弾性力を持ちやすいため、アクリルより柔らかでひび割れしにくいのが特徴ですが通気効果が弱いため膨れが生じます。

このような問題を起こさないためにも、しっかりとしたメーカーの製品を使うことが求められます。

DIYなどでシリコン塗料を使って塗ってみたらすぐに劣化したというのは、このような原因が隠れているからです。

ラジカル制御型

塗料には紫外線劣化という永遠の課題がつきまとっています。

太陽の光も直接浴びる外壁塗装は、紫外線の影響を必ず受けてしまいます。

太陽光に含まれる紫外線は、殺菌作用がある一方で、「物質を劣化させる特性」を持っています。

外壁塗料も例外ではなく、樹脂の成分や顔料を分解し、ラジカルを作り出して劣化させていくのです。

外壁塗装の相場はどう見る?もっとお得にする方法も解説!

逆にいえばラジカルを発生させなければ、紫外線による劣化を防ぎやすくなります。

劣化の要因をカットできるため、ライフサイクルが伸びていくのです。この塗料がラジカル制御型と呼ばれる種類になります。

ラジカル制御型という名称からわかるように、特定の種類の樹脂を使った塗料というわけではありません。

発生物質であるラジカルを抑制する方法をとった塗料ですので、従来のアクリル樹脂に一工夫された塗料でメーカーによって特性も違います。

ラジカル制御型の塗料は、アクリル塗料と比較すると、かなり高額な単価が見積書にかかれるでしょう。

ですが、ライフサイクルとしてコストパフォーマンスが良くなります。

ただし、メインとなっている樹脂によって特性が違うため、信頼できるメーカーのものを使わなければいけません。

見積書とともに、過去の実績なども教えてもらい、比較することが相場を知るきっかけにもなるはずです。

フッ素

蛍石から抽出されたフッ化水素酸を基に作られた有機フッ素化合物を使って作られた塗料がフッ素塗料です。

耐久性の高さが特徴の塗料で、汚れをはじきやすく、酸性雨にも強い、さらに耐候性も持っていることからライフサイクルが長い塗料となっています。

耐久年数で見ると、10~15年近くまで伸びるケースもあるほどです。

ただし、どうしても単価が高く、一般住宅ではあまり使われていません。

シリコンと比べると、大体2.5倍から3倍になるからです。

耐久性が倍程度のため、コストパフォーマンスがかなり低下します。

ところが、この高い耐久性が生かされるケースがあります。簡単に塗装できない高層ビルなどです。

このような建築物は、工事をするだけでも高額の費用を必要とします。

なかなか工事するわけにもいかない場所は、フッ素が使われることが多いのです。

その点で高層マンションなどの塗り替えには、フッ素を選んだほうがお得になることも出てきます。

光触媒

光を吸収することで、活性酸素を放出し有機物を分解する特徴があり空気浄化までできる塗料です。

まだまだ数は少ないですが、非常に高性能な塗料として注目されています。

光触媒にも種類がありますが、紫外線に弱いため外部に使用できないので室内で使用する塗料が主体です。

なお、外部にも使用できる光触媒塗料(クリヤー)はオーバーコーティング材として商品が販売されていますが、色付きの光触媒塗料の場合はメーカーを含め十分な注意が必要となります。

無機

無機は簡単にいえば燃やしたときに炭にならないものです。

世の中の物質の大半は無機であるといえば少し分かりやすくなるでしょうか。

一般的に使われている塗料は有機材です。樹脂の多くは燃えると炭になります。

この塗料のなかに、無機成分(炭素を含まない化合物)を入れて主材にしているのが無機系塗料です。

つまり、樹脂成分が少ないものの、ゼロではありません。

そのため、無機有機ハイブリッドと呼ばれることもあります。

ここからもわかるように、無機系塗料といってもはっきりと配合があるわけではありません。

無機を多く含むと、紫外線の影響を受けても劣化しにくくなります。

劣化を促進するラジカルは樹脂が紫外線の影響を受けて生成されますが、配合が多くなれば影響も抑えられるから耐候性に優れることになり、色褪せやカビなどの抑制にもつながります。

不燃性能も高くフッ素塗料より優れた耐久性と耐候性を発揮するのです。

デメリットは、価格が高く施工難易度が上がる点です。

施工の経験も必要で、施工会社の技量によって仕上がりが大きく違うことも問題です。

シンニッケンのUVプレミアムクリヤーやプレミアムクリーンのように、施工実績や製品に対する知識を持っているところが施工する。これが有効に活用するポイントです。

シンニッケンでは最先端の塗料を開発

シンニッケンでは、お客様のご要望に合わせて、最先端の塗料を開発しております。

上記、どの塗料にもメリットがある反面、かならずデメリットがあります。

そんなデメリットをすべて無くせるように、完璧を追い求めて、行き着いた塗料です。

関連記事:外壁塗装の種類とは?あなたに合った塗装をプロが解説

面積

見積書に大きな影響を与えるのが面積です。

面積が正確でなければ、金額も正確になりません。相場を見るうえでも、面積の計算方法なども知らなければいけないでしょう。

塗料等の㎡単価はメーカー公表数値があります。こちらを合わせて計算すると、単価予測ができます。

図面から割り出す

建物の図面がある場合、平面図と立面図から計算する方法があります。

記載されている寸法から割り出す方法で、外周の長さと高さから計算するため、かなり正確な数字が出る方法です。
(但し、図面の寸法は壁芯のため注意は必要(壁厚が含まれない)建築図面と実物は異なる場合も多々ある(増築や改築など))

あとは特殊な形状の部分と、塗装しない窓などの面積を引けば正確な数字が出てきます。

注意しなければいけないのが裏側です。

例えばバルコニーがあった場合、立面図では正面側の面積しかわかりません。

実際には張り出している部分の下側の部分も外壁塗装するため、含めて計算しなければいけないでしょう。

図面があるなら実測しないでも、三角スケールなどで割り出し可能ですが図面と実物との差異の有無は確認が必要です。

延床面積から判断する面積の計算方法の落とし穴

延床面積がわかれば、簡易的な計算もできます。ただ落とし穴があることを理解しなければいけません。

外周の長さから面積を計算すると、常に同じ数字になるとは限らないからです。

正確な床面積があったとしても、外周の長さと同じにはなりません。トリックのような話ですが、図で考えてみましょう。

たとえば図の左のように20m四方の建物があったとします。階数は考慮しません。

真四角なら、面積が400㎡になるのは、簡単な計算です。このときの外周は20mが4辺ですので80mになります。

ところが、一般的な住宅は真四角とは限りませんよね。

右の図のような建物のほうが自然です。では、この建物の外周はどれぐらいになるかといえば、80mで、真四角と変わりません。

10mの辺×4=40m

20mの辺×2=40m

トータル80m

では、面積はといえば、300㎡なのです。

20m×20m-10m×10m=300㎡

つまり、この計算は逆でも当てはまります。面積だけがわかっていたとしても、必ずしも外周部分の長さが求められるわけではないのです。

もしも、床面積に高さをかけて外壁面積を概算で出していたとします。これでは全く違う答えが出るでしょう。

そのため、簡易的な計算はできても、本当の数字は出てこないのです。

さらに外壁には塗装しないでいい部分がたくさんあります。窓もありますし扉もあるでしょう。

このような部分も除外しなければ、正確な数値につながりません。概算としてはいろいろな定数がありますが、正確な面積にはならないのです。

つまり、相場としてこのような数字や略式の計算があったとしても、概算でしかないことを理解しなければいけません。

正式な依頼の場合には、施工費用に影響するため、確認した方がいいでしょう。

「こんな計算は難しい…」「業者の計算が正しいか判断できない…」

という場合は、一度シンニッケンにご相談ください。

施工数はもちろん、相談件数も全国No.1の実績ですので、安心してご相談いただけます。

屋根も含める場合

屋根を含める場合、外壁塗装のみの場合と単純に比較できません。

屋根の塗装に必要な足場材や施工の効率が変わるからです。

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面積や屋根塗料の商品によっても大きく変わりますが、屋根を含めるなら、相場よりも30~50万円は高くなります。

屋根単独で塗装すれば、これに足場材や養生の費用なども加わることになります。

屋根勾配や形状、既存の屋根瓦の材質によっても費用は変わるので、注意が必要ですね。

付帯部分

家の構造を見ると、真っ平らなわけではありません。いろいろな部材がついているはずです。

雨樋やシャッターボックス、水切り、帯板、庇、軒裏天上、雨戸、エアコンのダクト配管など、あげればきりがないほどあります。

この付帯部分は塗装するかしないかに分かれるのです。

塗装面積は減りますが、実は手間がかかるため、費用が高くなる傾向があります。

状況によって大きく変わるポイントになるでしょう。

築年数

築年数が古いほど、施工金額は上がる傾向が出てきます。

同じような建物でも、築年数が古くなると、旧塗膜や素地の補修項目が増えるなど手間がかかりやすいことから高額になると考えて間違いありません。

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外壁塗装では、状態によって古い塗装をはがす必要も出てきます。洗浄も必要です。

築年数が古くなれば、あちこちに劣化も見られるうえ、はがしてみなければわからないことも多く、施工会社としてもリスクが出てくるため見積り金額が上がります。

素材

外壁がどのような素材なのかによっても見積書が変わります。

これは施工条件や必要とする材料、塗料にも違いがあるからです。

見積書の内容から相場を判断する際には、考慮しなければいけないポイントになります。

補修内容

外壁塗装では、外壁がどの程度劣化しているかも、費用にかかわる大きなポイントです。

劣化している部分は補修しなければならないためで、補修内容によって費用が大きく変わります。

素材によっても違いがありますし、補修箇所によっても変わるため、相場を知るためにも補修方法の比較までしなければいけません。

たとえば、ひびが入っているとします。

単純に隠すだけならわずかな金額で済みますが、構造的な劣化が見られると判断した場合や、これ以上進行させないようにするなら費用は高くなるでしょう。

相場を判断する場合にも、目的の違いを理解しておかなければいけません。

色数

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一概にいえるわけではありませんが、色数が増えれば手間が増え、塗料のロスも発生します。

消耗品の数も増えてくるため、基本的には単価が上がることになるでしょう。

特に特殊な色分けの場合には、単価に違いが発生します。

追加料金という形になるケースも出てくるため、施工業者に相談して決めることが大切です。

相場としても会社の違いが出ますが、安ければいいというわけではありません。

人件費

ほとんどの工事では、見積書で大きな金額を占めるのが人件費です。工事代に置き換えられていることもあります。

人件費は人工が単位です。1人工は1人分という意味であり、工事にかかる総人数になると思えば間違いありません。

一方で材工という考え方もあります。

こちらは、材料工事込みを指す言葉で、人件費も含んでいる表示方法です。

施工範囲が限定的で極端に少ないなど、人数で表しにくい場合などでよく使われます。

相場に現れてくるのは、一般的に考えうる外壁塗装の単価であって、こうした限定された範囲の場合には、比較しにくくなるのです。

足場代

安全に作業するためには、足場が必要です。

それも労働安全衛生法により定められた規定に基づき足場を作る必要があるため、見積書にはっきりと記載されます。

基本として建物から少し離れた位置に組むため外周より足場は長くなり、階層が高くなるほど段が必要となり、それに伴う安全対策も必要ですから費用が上がるのが基本です。

また足場は組み方や部材に応じて基本的な相場がはっきりしていますが、設置する場所の状態で単価が変わります。

足場代は施工期間に影響を受けるのも忘れてはいけません。施工期間の間、足場は設置し続けます。

その間の代金が加算されるため、施工期間の長さと足場代は同じような推移を見せるのです。

相場を見るときには、施工期間と併せて比較すると、単価が見えてきます。単純に比較しないようにしていきましょう。

単価の計算としては、足場の㎡数を出さなければいけません。

(外周+4m)×高さ これが基本になるのは、外周よりも離れた位置に建てるためです。

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外壁塗料の相場と業者選びのポイント

見積書を分析し、相場が読めるようになると、施工会社を選定する基準が見えてきます。

条件はいろいろありますが、見積書の見方から始めていきましょう。

見積書の読みかた

見積書には、独特の記載方法もあることから、どのような書きかたをしているか判断しなければいけません。

よく見る見積のポイントを見ておきましょう。

一式

見積書でよく見る文言のなかで、最も分かりにくいのが一式です。

とても注意が必要なポイントであることを理解しておきましょう。

そもそも一式とは、すべてまとめてという意味があります。

工事でよく使われますが、なにもかもすべてまとめて一式という表現です。

つまり、中身はなにか、どんなことをするからいくらなのかがわかりません。

一式として書かれるので、人数も分かりませんし、材料をどのぐらい使うかもわからないのです。

これでは相場も意味を成しません。正しい判断で導かれた金額なのかもわからないからです。

もちろん、他社の見積書と総額以外で比較できませんので、一式記載の場合項目については詳しい説明を受けたほうが良いでしょう。

一式にする理由はいくつかありますが、一般的には数量が少ないために単価計算では割が合わないので、材料費・人件費・副資材等の消耗品を含めた金額を記載する場合です。

値引き

見積書には、値引きがかかれることがあります。

これもいくつかの意味がありますが、まずは端数が出たときです。

そろえるために値引きすることがあります。これはサービスの一環ともいえるでしょう。

次に競合の場合です。

見積書の表紙には合計金額が記載されています。

ですが、そのままでは価格競争に勝てないと業者が判断したとき、値引きを入れることがあるのです。

利用者側からすれば、安くなるのでメリットがありますが正当な理由のない値引きは注意が必要です。

損をしてまで工事を行う会社はありませんので何かしらの品質低下が懸念されます。

ただし、初めから値引きを前提にしているケースもあるのは忘れてはいけません。値引きありきで見積書を作る場合です。

特に大きな値引きを入れているときは、なにか意図があるといっていいでしょう。

なぜならば、どんな工事でも「かかるものはかかる」からです。

利益を無視して値引きできるわけがありません。つまり、どこかに利益の源泉がある可能性が出てきます。

初めから安い材料を使っているが、サービスしたと感じてもらうために、値引きを全体に高く見積もるのです。

これでは利用者にメリットはありません。

季節的な部分で値引きしてもらえることもあります。閑散期で仕事が少ない業者の場合、値引きしてでも仕事を取る場合もあるからです。

この場合も利用者にはデメリットがありませんし、ほかの施工会社の見積書を見ても、同様の反応を見せます。

相場にも表れてくるため、判断しやすい値引きです。

これまで作り上げた実績

施工会社を選ぶうえで、過去の実績は最重要ポイントともいえます。

なぜ実績があるでしょうか?それは顧客に選ばれているからです。

顧客に選ばれないのには、いろいろと理由が考えられます。

たとえば新規事業者で経験がないこともあるかもしれません。

ですが、大切な自分の家の外壁塗装を頼みたいでしょうか?大きな金額を支払って、これも経験だからといえる人はまずいないはずです。

実績は客観的評価にもつながります。検索するだけでさまざまな情報が出てくるため、判断しやすいポイントです。

地元密着型の施工会社

地元密着型の施工会社は、相場より安くなる可能性も持っています。

これは全国展開している企業でも同じです。地元密着型の展開は、移動などの時間が少なく、経費にも影響します。

地域の特性も理解して経営を進めるため、相場もしっかり見極めていけるからです。

自社施工で経費節約

自社施工に関しては、外壁塗装が特別なわけではありません。

下請け企業を使えば、利益マージンを発生させなければいけないため、どうしても単価が上がるのです。

逆に単価を抑えれば、その分だけ下請けにしわ寄せが行きます。

耐えられる間はいいとしても、限界を超えれば施工の質を落とすなど、できるだけ省力化をはからなければいけないでしょう。

自社施工であれば、こうした心配も最小限で済むのです。

施工会社の規模

施工会社の規模も大きな影響を与えます。

規模が大きいとそれだけ多くの経験を積んできていることがわかるでしょう。これまで培ってきた経験や知識の量にも違いが出ます。

施工会社の規模は、経営の安定性に影響を与えます。

一見すると施工会社を選ぶ理由には思えないかもしれません。

しかし、外壁塗装は保証される期間、問題なく維持してくれなければいけないものです。

保証期間の問題も出てきます。

倒産するようなリスクがある施工会社では、保証を受けられない可能性も出てくるのです。

経営に問題がある会社は、相場を無視して仕事を取りに来ることがあります。

依頼する前に、どのような規模の会社なのか、将来的にも問題がないか調べておく必要があるでしょう。

関連記事:外壁塗装で悪徳業者を見分けられる?後悔しないための知識まとめ

外壁塗装の相場よりお得にするコツ

外壁塗装の相場はどう見るもっとお得にする方法も解説

外壁塗装を相場よりお得にするためには、いくつかのコツがあります。

このポイントを生かすためには、知識として持っていなければいけません。

優れた施工会社なら、教えてくれることやサポートしてくれることも出てきます。

助成金と補助金

外壁塗装には、かなりの費用がかかります。

必要なことはわかっていても、資金的な面で二の足を踏むことも珍しくありません。

それでも、家を維持するためには必要なことであり、どこかで施工しなければいけなくなるでしょう。

行政側としても、地域の環境維持なども含めて、助成金や補助金を用意していることがあります。

助成金や補助金は、地方行政が担当しているものがほとんどです。

そのため地域性があり、どこでも同じものが用意されているとはいえません。

書類に関する知識なども必要になることは、ハードルの高さにもつながります。

施工会社の協力も必要となるため、話しをしながら進めていく必要があるでしょう。

火災保険

条件付きですが、火災保険が使えるケースがあります。

基本的に自然災害によるダメージを回復させることが条件となりますが、かなり大きな金額が動かせることは大きなメリットです。

条件に関しても施工会社がわかるため、相談してみるといいでしょう。

仕事が少ない閑散期

外壁塗装は、外仕事です。天候や気温の影響をもろに受けます。

さらに塗料の特性上水分に弱く、湿度にも影響されてしまうのです。

1年中同じ条件で施工できるわけではないため、必ず向いている時期があります。

そうなると、施工が集中する繁忙期がある一方で、閑散期が出てくるのです。

施工会社からすれば、できる限り売り上げを上げなければいけません。

閑散期でも仕事を取る必要があることから、値引きなどに応じてくれることも増えてきます。

相場よりも安く施工できチャンスがあるといえるでしょう。

閑散期は、施工期間が伸びやすいなどの問題もあり施工難易度も高くなりますが、経験の豊富な施工会社なら対応できるでしょう。

他社との比較

相場よりも安くお得に施工するためには、他社との比較が重要です。

一般的には相見積もりなどの比較になるでしょう。

相見積もりからは、本当に必要な施工はなにかが見えてきます。

たとえば共通項があれば、それは現在必要な施工であることが見えてくるからです。相場とともに重要なポイントです。

同じ施工内容であったとすれば、金額を比較することで、大体の相場がわかります。

現在の材料費、施工にかかる人数なども割り出せば、用意しなければいけない金額もはっきりするのです。

ただし、金額だけで見比べるのは注意が必要です。塗料の種類、技術者の能力も大きく違ってきます。

単純な数字の比較ではなく、業者の規模や実績もみながら勘案すると、より失敗のリスクが軽減されます。

ライフサイクルから見る

外壁塗装は、1回施工すれば終わりというわけではありません。

時間とともに劣化してくることから、再度施工しなければいけなくなります。問題はこの時期です。

たとえば5年で再施工のタイミングが来るものと、10年、15年があったとします。

金額は100万円、150万円、200万円だったとしましょう。どれを選びますか?

耐用年数施工費用1年換算の費用
5年100万円20万円
10年150万円15万円
15年200万円13.3万円

一見すると施工費用は100万円と200万円で倍のひらきがあります。

ところが、耐用年数から見ると、非常にリーズナブルになっているのがわかるでしょうか。

これはアクリルとシリコンなどの高性能塗料での比較で起こることです。

安いからといって飛びつくと、すぐにメンテナンスが必要な時期に入り、また出費を伴うかもしれません。

ライフサイクルも考え相場をみていかなければいけないでしょう。

シンニッケンでも、ライフサイクルはとても大事なポイントとしておいています。

高性能でライフサイクルから見てお得になること、高い耐久性を持つ塗料と施工ができるからこそ、相場よりお得になることを知ってください。

支払方法の違い

支払方法でも、相場よりお得になる可能性があります。

代表的な支払方法での違いを見ていきましょう。

現金

外壁塗装の相場はどう見るもっとお得にする方法も解説

すべて現金で支払う契約です。いつ支払うかによって違いがあります。

現金前払いは、施工前にすべての費用を支払う方法です。

施工会社とすれば、安心して施工できる反面、依頼側から見ると本当に施工してもらえるか心配なことが出てきます。

知名度の低い業者では、施工が終わる前に逃げられるという不安もありますよね。

全額後払いは、施工完了後に支払う契約であり、施工に不具合があれば、完了するまで支払わないで済みます。

しかし、反面業者側から見ると依頼主の支払い能力までは把握できないので業者側のリスクが高まります。

このような事から、施工前と施工後に半額ずつ支払う方法もポピュラーでしょう。

施工契約とともに半金支払う形です。リスクも施工会社と折半するため、契約しやすい方法で、安くなる可能性もあります。

ローン

現金払いを回避して、ローンを組む方法もあります。

実際にかなりの金額になるのが外壁塗装のネックです。耐久性として限界がきているのがわかっていても、簡単に踏み切れないことも出てくるでしょう。

ローンを組めるなら、支払いの負担も軽減できるため、施工に踏み切りやすくなります。

ローンの組み方はいろいろとありますが、利息を支払わなければいけません。

銀行などの住宅ローンで対応できることもありますが、銀行等の手数料もかかります。

このような付帯費用は借入金額が大きくなるにつれて重くなりますので、結果として相場よりも大きな金額を支払うことになるのを忘れてはいけません。

所得税減免措置

相場よりも負担を減らす方法として、確定申告での減税処置も忘れてはいけません。

すべての人が対象となるわけではなく、住宅ローンやリフォームローンを利用したときなど諸条件があります。

それでも条件が合えば、所得税を減らすことができるかもしれません。

ローンによる金利手数料などの負担を軽減できるうえ、トータルで見ると相場より安く上がるかもしれません。

シンニッケンでもすぐに判断可能です。

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まとめ

費用の判断は単価だけではなく、ライフサイクルから見るコストパフォーマンスを考える必要があります。

長期的にみると相場よりかなりお得な方法になるかもしれないからです。

一見すると高いと思うかもしれません。塗り直しの期間を考慮すると、結果的にシンニッケンはコストパフォーマンスが優れています。

塗料が高品質なのはもちろんですが、施工に関する精度の高さにも違いがあるからです。

外壁塗装の相場からみてもコストパフォーマンスが光りますので、一度見積書から比較してみてはいかがでしょうか。

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