ALCの寿命は50年?外壁塗装が支える重要なポイントとは
最終更新 : 2024.07.11
「うちの外壁はALC」というお家もかなり増えてきました。
以前は大型建築物や高層建築物で使われるケースの多かったALCも、コストも軽減され一般住宅で使用される機会が増えたからです。
外壁材として名前はよく知られているALCですが、どのようなものか理解されているでしょうか?
どんなものを使っているか、メンテナンスはどうしたらいいかわからないものですよね。
寿命は50年以上ともいわれるALCを維持するためには、外壁塗装も大事なポイントです。
どのように付き合っていけばいいのか、安心して暮らすために必要なことを解説していきましょう。
ALC外壁の特性とそのメリット
ALC外壁を50年持たせるためには、特性を理解するのが大切です。
なぜALC外壁なのか、これまで多くの建築物でALCが使われてきたのかという理由があります。
外壁塗装の持つ役割も考えてみましょう。
ALC外壁とは
ALCとは、Autoclaved Lightweight aerated Concreteのことです。
いきなり横文字が並んでも、なんのことかわからないですよね。もう少し細かくしてみましょう。
ALCとは、高温高圧蒸気養生した軽量気泡コンクリートを意味します。コンクリートとは、セメントに骨材を入れたものです。
そのなかでも軽量骨材を使い、人為的に気泡を混ぜることで、比重を軽くできます。
この軽量コンクリートを型に入れて、高温高圧蒸気で養生して強度を高めたのがALCです。
工場で作るからこそ、ここまでの工程を管理して高強度で軽い外壁材にできます。品質も一定で、厚みなども規定値に合わせたものが作られてきました。
ALCが生産されるようになったのは、1930年ごろの北欧です。日本では1963年と歴史が長い外壁材として知られています。
高強度というと、アスベストなどを使っているような気もしますよね。しかし、ALCには一切含まれていません。
非常に安全性の高い外壁材で、一般住宅でも安心して使えます。
ALC外壁の構造と主原料
ALCはセメント系の外壁材ですが、もう少し原材料を分析していきましょう。
もしも、欠けが見つかったときなど、補修するときのヒントになるからです。
主原料は、セメント、珪砂、生石灰、アルミ粉末を使います。このなかで珪砂は骨材ですし、生石灰はセメントにも含まれている材料です。
一般のコンクリートとはまったく異なるのが、金属であるアルミ粉末でしょう。
小学校の理科の実験で、アルミに液体をかけて水素を発生させる実験を覚えていませんか?水中置換法の実験で使ったはずです。
セメントは水と反応すると、強アルカリ性を示します。
ここでアルミ粉末が反応し、発泡することで体積を増やし、比重を軽くしているのです。
これがALCの秘密といってもいいでしょう。
ALCの構造をみると、内部に補強材が入っています。
補強材として鉄筋マットやメタルラスといった金属を組み込むことで、強度を増しているのが特徴です。
これによって曲げにも強くなり、壁だけでなく屋根にも使えるようになりました。
ALC外壁のメリット
ALC外壁は、さまざまなメリットがあります。メリットを生かすことが、ALCの活用にもつながるでしょう。
軽量
ALCのメリットは軽量であることでしょう。重量が軽くなると、建物の構造に対して負荷が少なくなります。
それだけ構造体の耐久性に対する影響も下がり、良好な状態を保ちやすくなるからです。
地盤に対する影響も少なく、沈下などの問題を抑制する効果があります。
気密性の高さ
気密性の高さもメリットです。発泡させて気泡を作り出しているALCは、耐熱性や耐火性にも優れています。
熱の移動を遮断し、夏は涼しく、冬は暖かくなる構造です。経済効率を考えると、大変意味のある性能でしょう。
同時に防音性も高まるため、外部の騒音もシャットアウトしやすくなります。
軽量鉄骨造よりも性能が上です。
高い強度
構造物として、ALC自体が強度を持っているのも大きいでしょう。
外壁だけでなく、間仕切壁や床にも使えるほどの強度です。耐震性の面でも高い効果を発揮してくれます。
軽量で強度が高いため、外壁材としてぴったりの選択になるのです。
長い寿命
寿命はサイディングなどよりも高い50年前後です。
もちろん、外壁塗装などのメンテナンスが前提ですが、劣化しにくい素材で作られていることが影響しています。
寿命が長いとそれだけメンテナンスにかかる費用が下がり、長く住みやすい環境になるのです。
ALC外壁のデメリット
ALCにもデメリットがあります。もちろん、メリットが上回るからこそ、多くの建築物で使われてきました。
ただし、使用環境や規模によっては大きなマイナスになる可能性が出てきます。
水に弱い
一番は、水に弱いことです。それもかなり弱いと思っていいでしょう。
空気の層を持つ多孔構造のALCは水を浸透させます。外側には外壁塗装がなければ、雨水などから室内を守れません。
仮にひび割れてしまうと、雨水が一気に浸透する可能性が出てきます。
コーキングの劣化による浸透も懸念材料です。
このような問題が生じないよう、メンテナンスを欠かさないことが、デメリットを解消するポイントになるでしょう。
水分の浸透によってALC自体も劣化が進みますし、室内の雨漏りの心配も出てくるからです。
結露する可能性
ALCは空気の層があるがゆえに、水分が浸透して通過する透湿性を持ちます。
そうなると、外壁塗装が完全にシャットアウトすれば、内部から湿度が逃げにくいほどの密閉性が生まれます。
外壁塗装に油性塗料を使うと密閉性が高すぎて結露するといった問題まで生まれるのです。
そのままでは内部で腐食を加速する可能性も出てくるので、外壁塗装の選択には十分に気を付けなければいけません。
内部の湿度を排出し、外部の雨水は遮断するという選択がカギです。
コーキングの劣化
ALCは構造上、コーキングが必須です。サイズはほかの外壁材よりも小さく、つなぎ目が長くなる傾向があります。
目地から水分が浸透しても構造的に問題が出てくることから、コーキングが欠かせません。
ALC自体は長い寿命を持ちますが、コーキングの寿命は長くても10年です。
メンテナンス頻度にも気を付けておかないと、ALCの寿命を縮める可能性が高くなります。
高コストは避けられない
ALC外壁で大きな障壁となるのがコストです。高額で、なかなか手が出なかったというケースも多くみられました。
近年ではコストもかなり下がり、負担も軽減されるようになっています。
長期にわたって使えるという点を考えると、そこまで大きな負担にはならないでしょう。
分岐点となるのは、長期間住み続けるかどうかです。
短期間と割り切るならALCよりもサイディングのほうが安価で済みます。メンテナンス前に売却や転居を考えればいいからです。
もしも30年以上の長期にわたって住み続けるのなら、ALCのコストはかなり軽減されます。
メンテナンス次第で50年以上維持できるからです。
そこまで踏まえて考えみると、コストはかなり違った性格を見せてくれます。
ALC外壁はどこに使われている?
軽量であることは、建物にとって大きなメリットがあります。
外壁材が軽量だと建物の重心が下がるからです。
棒の先に重りをつけたとしましょう。握っている位置から重りが遠いほど、遠心力がかかってぶんぶんと振れますよね。
ですが、持ち手に近い位置に重りがあったらどうでしょうか。なかなか振り回せないはずです。
これが建物にも働きます。重心が下がることで、地震などの振動にも揺れにくく強い建物が作れるからです。
ALCは軽量で耐火性も高いことから、高層建築に向いているとされてきました。
ただし、ALC自体が高額だったことから、一般住宅では敬遠される傾向があったのです。
性能が高いことは分かっていても、コストが合いませんでした。
近年はコスト面も徐々に解消され、一般住宅でも使われるようになったのです。
ALC外壁の寿命とその影響
ALC外壁は非常に寿命が長い特徴を持っています。外壁塗装などメンテナンスによって50年もの長寿命になるからです。
50年で考えれば、30歳で建てた家なら80歳まで持つ計算であり、ほぼ入れ替えずに住めることになるでしょう。
一般的なサイディングはだいたい30年であることを考えれば、交換などリフォーム費用に大きな影響を与えます。
問題はメンテナンスです。ALC外壁が50年持つとしても、ほかの部分はそんな長寿命ではありません。
それどころか10年もたたずにメンテナンスが必要な場所も出てきます。これらのメンテナンスを怠れば、ALC外壁も50年も持ちません。
つまり、メンテナンスがALC外壁の寿命を決める大事な要素であり、そのなかでもコーキングと外壁塗装が重要な意味を持つのです。
これはALC外壁のデメリットというわけではありません。メリットを生かすための重要ポイントと考えるべきでしょう。
シンニッケンでは、無料の外壁診断をおこなっています。
ALC外壁を長く持たせるためにも、必要なメンテナンスを見極めることが大切ですので、ぜひご利用ください。
ALC外壁に多い陸屋根との関係
ALC外壁は、構造的に鉄骨構造を主とします。
骨組みに対して取り付ける方法となることから、四角く囲みことによってフラットな屋根構造と相性がいいのです。
大きなこう配を持たない陸屋根などが採用されやすい傾向があります。
マンションなどの屋上は、フラットなことが多いですよね。
あれも鉄骨で構造体を作るからであり、屋上スペースを有効に使えることからもフラットにするのです。
ここで問題なのが防水です。大きなこう配を持たず、平面屋根は防水をしっかりしないといけません。
どうしても水はけが悪く溜まりやすいことから、屋根だけではなく外壁にも影響が出やすいのです。
つまり、ALC外壁を長く保つためにも、屋根のメンテナンスをしっかりしないといけないでしょう。
シンニッケンでは、外壁塗装だけでなく、屋上の塗装も施工可能です。現在の状況を確認するためにも、外壁と同時に無料の診断を利用してみてはいかがでしょうか。
ALC外壁の劣化はどこで判断するか
長寿命を誇るALC外壁だからこそ、劣化の判断が大切です。
見逃してしまうと、劣化が進み、さらなる問題を引き起こす可能性が出てきます。大事なポイントになるので覚えておきましょう。
ひび割れ
見た目ですぐにわかるサインがひび割れです。表面だけにひび割れが生じるヘアクラックから、ALCの構造にも影響を与える構造クラックまであります。
基本的にALC外壁は力がかかると、継ぎ目に逃がす構造になっています。貼り付けられているALCパネルが、魚のうろこのように動くと考えるといいでしょう。
そこで、柔軟性のあるコーキングが力を受け止めるように作ります。
しかし、大きな力がかかると逃がす場所がなくなる状況になり、ALCがひび割れる可能性が出てくるのです。
もうひとつの可能性が、乾燥による収縮でヘアクラックとして現れやすいことです。
ただし、ヘアクラックも進行していけば、構造クラックに変わるため、早めの補修が必要です。
ひび割れの大きな問題は、雨水の侵入を許してしまうことです。
そのままにしておくと、防水性を持たないALCですので、内部に影響を与えます。
さらにALC自体の劣化もさらに進むため、早期に対処しなければいけません。
同時に目地の機能にも注目が必要です。なぜひび割れを生じているか。ここに問題が隠れています。
そのままにすると、再度力がかかり、クラックを誘発するかもしれません。
そうなると補修の意味も薄れるため、同時に調査して問題があれば補修が求められます。
タイルの浮き
ALCの表面にタイルを張り付け処理する方法があります。
タイルの裏面にモルタルを塗り、タイルを張り付ける工法がとられますが、乾燥の問題で浮き上がると劣化のサインです。
この現象はドライアウトと呼ばれます。
接着に使うモルタルが水分量不足によって乾燥収縮を起こした結果、浮き上がる現象のことです。
接着力も弱まり、最終的にタイルは剥離し落下します。そうなる前に補修が必要でしょう。
問題はタイルの浮きは、目で見てわかる状態になるとかなり深刻です。
打音検査などでも剥離している状態の判別がつきますので、一定周期の調査が必要といえます。
塗膜剥離
ALCが外壁の機能を保つためには、外壁塗装が絶対条件です。
防水シートなど2次防水機能を持たない以上、雨水を浸透させないための外壁塗装がカギを握ります。
この外壁塗装が浮き上がり剥離している状態は、ALC内部に多くの湿気が溜まり、外側に押し出すことで起こります。
塗膜の付着力が落ちてきた状態でもあり、景観を損なうだけでなく、外壁塗装が保護する役割を失った状態です。
実際の補修として、剥離している部分を除去し再塗装するだけでは、ほとんど効果がありません。
どうして剥離したのかの原因調査を進め、しっかりとした再塗装が重要です。この辺りの判断は経験が必要になります。
これまで多数の外壁塗装に携わったシンニッケンであれば、しっかりと調査して原因を追究し再塗装まで進めますので、再発防止の可能性を抑えられるのです。
コーキングの劣化
コーキングは、ALCの継ぎ目やほかの部材との取り合い部分に充填剤として使われます。
外壁として一体化させるとともに、内部に雨水の侵入を許さない盾の役割を持つ重要箇所ともいえるでしょう。
コーキングはシーリングとも呼ばれます。どちらの名前も聞く機会があると思いますが、同じものと考えて間違いありません。
コーキングは時間とともに肉痩せします。だんだんと体積が減り柔軟性を失うのです。
接着面がはがれてくるのも肉痩せの影響が強く出るため、触ってみて柔軟性がなければ早めの補修しなければいけません。
コーキングは長くても10年程度しか持ちません。一方、ALCはメンテナンス次第では50年もの耐久性を持っています。
コーキングのライフサイクルを保つことがALCの品質を維持することにもつながるため、悪影響を与えないためにもまめな補修が必要です。
チョーキング
ALC外壁の劣化につながる現象が、チョーキングです。日常的に降り注ぐ紫外線の影響で外壁塗装の樹脂成分が分解されます。
分解された成分が白い粉上の物質になって現れる現象がチョーキングです。手で触ると白いチョークのような粉がつきます。
外壁塗装は樹脂を主原料としているため、塗膜が分解されて破壊されると、外壁塗装のALCを守る役割が果たせません。
チョーキング現象が現れ始めると、塗膜が薄く平滑ではなくなります。
つやがなくなり、汚れもたまりやすい状態です。
明らかに色あせが生じてくるため、チョーキング現象が見られたら、再塗装を検討するべきでしょう。
ALC外壁の外壁塗装の重要性
ALC外壁は、外壁塗装が欠かせません。構造的な部分からも、なぜそこまで重要なのかを考えてみる必要があるでしょう。
ALC外壁の構造と外壁塗装
ALCは内部に細かな穴の空気の層を持つことで断熱性・耐火性・遮音性に優れています。
その反面、水分を吸収しやすく放出して乾燥しやすいのも特徴です。
つまり、防水性がほとんどなく、そのままにすると内部に侵入を許してしまいます。
ALCは透湿性を持つことからも、室内の湿度を外部に逃がせるため、内部に防水シートを取り付けません。
そのため、外側からは外壁塗装で守らなければ、水分が自由に行き来するのです。これでは健全な室内環境を保てなくなります。
構造上、外壁塗装が必要であり、状態にも注意しなければいけません。
塗料の選択
ALCは透湿性を持ちますが、外壁塗装で完全に水分をシャットアウトしたらどうなるでしょうか。
内部の湿度はALCの内側から外壁塗装を押し出します。これでは塗膜がいずれはがれるでしょう。
しかし、外部からの侵入は抑えないといけません。
二律背反ですが、ポイントは塗料の透湿性です。
塗料のなかには水蒸気は通すが、雨水のような水滴は通さない、透湿性の高いものがあります。
ALCを正しい状態に保つためには、このような塗料の選択が絶対条件です。
優れた塗装による寿命延長の可能性
外壁塗装は、同じ塗料を使っても想定通りの結果を残せるとは限りません。想定よりも早く寿命が尽きることも出てきます。
ALC外壁の場合、外壁塗装が想定より早く寿命が尽きたらどうなると思いますか?せっかく50年という耐久性を持っていても、生かしきれない可能性が出てきます。
さらに細かな塗替えが必要になり、費用負担が増えるのです。優れた外壁塗装ができれば、ALCの寿命もさらに伸ばせる可能性まで出てきます。
一般的な情報として、塗料の寿命がかかれていますよね。ですが、同じ塗料を使っても、耐久性に差が出てきます。
この理由は簡単で、施工精度の違いです。同じ塗料を使っても、下地処理から始まり、下塗り・中塗り・上塗りと仕上げますが、どれだけ精度を上げるかによって寿命が異なります。
ALC外壁の塗装方法
ALC外壁の塗装には手順があります。どのように進めていくか、簡単に見ていきましょう。
塗装作業の流れ
手順は大まかに分けて4つです。
このほかにも足場設置や解体、養生、コーキングの打ち直し、補修作業などもありますが、ALC外装に対する塗装ということだけで見ていきましょう。
高圧洗浄
表面についている汚れを落とします。水を高圧で打ち出し、洗い流す方法です。汚れが残っていると、外壁塗料の付着制度が下がります。
しっかりと汚れを落として乾燥させることが大切です。
下地処理・補修
塗装下地を作ります。欠けている部分や目地といった部分の補修をして塗装の準備をします。
この工程が非常に重要で、時間を掛けてでも丁寧に下地を作らないといけません。
最終的な仕上がりにも大きな影響を与えるからです。
下塗り
最終的な仕上げの塗装をしっかりと密着させるために、下塗りをします。専用塗料を使ってALCに吸い込ませるだけ吸い込ませるのが大切です。
シンニッケンでは、想定以上に下地が吸い込んでも、追加費用はいただきません。
中塗り・上塗り
最終的な仕上げの段階です。最低でも中塗り・上塗りと2回塗装が必須で、耐久性を高めるとともに、色むらをなくします。
発色を確認し、平滑面を作ることが大切です。
関連記事:外壁塗装の種類とは?あなたに合った塗装をプロが解説
ALC外壁のメンテナンスの秘訣
ALC外壁のメンテナンスは、長寿命という特徴を生かすために大切です。
外壁塗装会社として、長持ちの秘訣となるポイントをご紹介します。
定期的な塗装
外壁塗装はどんなに長持ちさせてもALCの寿命にはかなわないため、定期的な再塗装が必要です。
塗装のタイミングを知るためには、定期的な点検が重要になるでしょう。
状況把握こそが、ALCの性能を生かす大事なポイントです。
適切な塗料の選択
塗料の選択はALCの性能を生かすポイントです。ALCはほかの外壁材と違う性質を持つため、誤った選択をしないことが秘訣です。
長い寿命を持つ塗料を選び、耐久性を生かす方法もいいでしょう。
外壁材も塗料もロングライフになれば、メンテナンスに掛かる足場代などの節約になるからです。
さらにALCでは気泡の問題が出てきます。表面にも気泡があり、凸凹になっているのがALC外壁です。
この気泡をしっかり塗料でつぶし、平滑面を作ることで雨水の浸透を防げます。
逆に気泡をつぶさないと、平滑にならずつやも出ません。どうしても寿命が短くなるのです。
このような違いは経験でしか生みだされないということに注目してください。
一朝一夕にできることではないため、シンニッケンのように、これまでの施工実績が豊富にある塗装会社を利用することが、将来的な部分でも有利です。
徹底した下処理
塗装は見た目だけではありません。
寿命をのばすためには、下処理から下塗りが大事です。
下処理の次第で寿命が変わるため、できるだけ丁寧な仕事が求められます。どこまで吸い込むかの判断など、経験が重要です。
経験が少ないと中途半端な下処理となり、仕上がりにも差がつきます。
まとめ
ALC外壁は非常に高性能で快適な住空間が目指せる優れた性能を持っています。
50年という長寿命もALC外壁の大きなポイントです。
大事なことはメンテナンスの時期を見失わないことでしょう。
そのなかでも外壁塗装の再塗装がとても重要なのは、ALCの性能を生かすためです。
外壁塗装はALCほどの長寿命を維持できません。だからこそ、どこで再塗装するかの見極めが大事です。
シンニッケンでは、無料の点検を実施しています。
現在の状況を確認しながら、ALCの性能を生かします。再塗装の時期の判断にも役立てられますのでご活用ください。