外壁塗装は助成金や補助金は使える?助成金・補助金の調べ方、申請方法
最終更新 : 2024.07.29
外壁塗装の助成金や補助金はとても重要
外壁塗装は、雨や太陽光など、自然の刺激にさらされることから時間とともに劣化します。
マイホームの構造を守る盾として重要な要素であり、劣化が進み始める10年前後が塗り替えの目安といわれてきました。
とはいえ、塗り替えるといっても気軽にできるわけではありません。
費用も安くなく、面積によりますが約70〜200万円が相場です。
マイホームを守る大事な要素といっても、これだけの費用が掛かる以上、生活への負担を抑えたいのが当然ですよね。
そこで重要になるのが、外壁塗装で使える助成金や補助金です。
お住まいの地域によっては、自治体が助成金や補助金の事業を行っているところがあります。
外壁塗装だけではなく、住宅リフォームにも使える助成金として支給しています。
こういった助成金や補助金を利用できれば、もっと手軽に外壁塗装の塗り替えができますよね。
外壁塗装の助成金や補助金は地域の自治体で支給
助成金や補助金は10~30万円程度が一般的です。
費用の相場が約70〜200万円の外壁塗装工事なので、これだけの助成金があれば費用の負担もかなりラクになります。
かなり便利ですが、問題点は自治体ごとに制度が異なることです。
決められた制度があるわけではないので行政単位で申請や準備にも違いがあるため、手続きや申請の知識が欠かせません。
対象は主に個人住宅ですが、どのような条件があるかを知ることで、あなたの住んでいる自治体にも同じような制度があるか確認しやすくなるでしょう。
助成金や補助金は、あくまでも地方自治体が決めているので、どの自治体でも支給しているわけではありません。
あなたの住む地域で助成金や補助金の制度があるか調べるところから始める必要があります。
ポイントは国が主体となった制度が存在しないことです。
地方自治体のみ調べるればOKなので、リサーチする範囲が限定できます。
制度として有名なところでは、「住宅リフォーム助成事業」「住宅省エネルギー改修工事等補助事業」「中古建物リフォーム費補助事業」があります。
これらの名称は各自治体によって違うため、似たような名称のものを見つけることが大切です。
名称を見ると、外壁塗装工事には使えないように感じますよね。でも実際には外壁塗装で利用できることが多くあります。
利用できる理由は、省エネルギー対策など行政として有効な面があるからです。
外壁塗装だけではなく、同時に施工しやすい屋根塗装を塗り替えることで、太陽光の反射効率を高め、室内の温度をコントロールしやすくできるからです。
省エネルギー対策として外壁塗装で助成金や補助金が利用できます。
関連記事:外壁塗装の費用相場ってどれくらい?塗装業者選びのポイントと合わせて解説
助成金や補助金の申請のポイント
助成金や補助金の申請には、いくつか手順があります。
これはどこの行政単位でも、あまり違いはありません。基本となる条件を覚えておくことで、さまざまな申請方法に使うことが可能です。
審査がある
忘れてはいけないポイントですが、どの助成金や補助金でも内容が適格かの審査があります。
この審査に通らなければ、もちろんお金を受け取れません。
形は違いますが、助成金や補助金の中には、利益が得られた場合には返済が求められるものもあります。
外壁塗装に使える制度の大半は返済の必要がありません。ここが重要です。
一定の条件を満たせば支給される
条件は制度ごとにいろいろありますが、クリアできれば支給されるものです。行政制度として明確な線引きがあるんです。
条件を満たすのであれば、複数の助成金や補助金に申し込んでも問題ありません。
ただし、条件は行政単位で決められているものであり、細かな違いが出てきます。代表的な例でまとめると以下の通りです。
これも一例ですので注意してください。
目的 | 条件 |
---|---|
地域振興(工事事業者) | 自治体の管轄下にある工事業者に工事を依頼すること |
エコ住宅推進 | 遮熱や断熱に効果のある塗料を使うこと |
住宅の若年者定着の促進 | 申請者が一定年齢以下であること 一般的には40歳前後が対象 |
多世代同居の促進 | リフォームをする理由が親世代と子世代の同居など |
空家利用の促進 | 地域の空家を減らすための措置 所有者か購入者または利用者が対象 この工事に外壁塗装を利用することが重要 |
上表の条件には地域特性も関係します。
空家利用など、全国的に問題になっているようなものは、どこでも対象となる可能性が出てくるでしょう。
普段から助成金や補助金に対してアンテナを立てておくことが大切です。
受理されるためのポイント
申請するとしても、どのような審査が行われるのか心配なになりますよね。
条件を満たしても、実は申請が受理されないケースがあるので注意してください。
助成金や補助金は基本的に事前申請です。
工事をする前に申請しますが、工事後に認められないケースも出てきます。
そこで受理してもらうために、審査の内容を理解しておかなければいけません。
大事なポイントは以下3点です。
- 申請内容と工事内容に大幅な違いがないこと
- 税金の滞納
- 申請前に工事をしない
これを忘れてしまうと、あとから大きな失敗になるかもしれません。
申請した内容と工事の内容は、書類を含め必ず突合せされます。
天候などにもかかわりますし、不測の事態が起きる可能性もあるでしょう。しかし、大幅な変更になれば、申請内容と変わるかもしれません。
こうした事態にならないように、施工業者との打ち合わせが重要です。
税金の滞納は、助成金や補助金を利用するうえで障害になります。行政の支援を受けるわけですから、事前に確認しておいてくださいね。
申請は工事の前に行います。つまり、工事してしまってから申請するのは審査以前の問題です。
施工業者には助成金や補助金の申請を行うことを告げ、協力してもらう必要があります。
しっかりとした施工業者であれば、助成金や補助金が使えることも教えてくれるものです。
外壁塗装の助成金や補助金の見つけ方
大事なポイントは、情報を知ることです。そもそもどのような助成金や補助金があるかがわからないと利用できないですよね。
ホームページ検索
情報の探し方の代表となってきたのが、ホームページの検索です。各市町村でも、ほぼホームページが作られるようになりました。
その中に助成金や補助金の申請に関する項目を見つけられると申請の道が開けてきます。
ホームページ検索は好きな時間に検索できるのがメリットです。更新している時間もありますが、基本的には24時間いつでも検索できます。
ただし、問い合わせは時間が限られてくるため、情報の検索と割り切って使うのが大切です。
ポータルサイトの利用
最近では助成金や補助金のポータルサイトもできてきました。これらの情報を利用すると素早く検索できます。
注意点は、常に最新の情報とは限らないこと。
ポータルサイト自体も営利を目的とした運営が多く、更新せずに止まっている可能性があります。あくまでも情報の一環としてと確認してください。
施工業者に問い合わせ
手っ取り早いのが外壁塗装の施工業者に聞く方法です。
日頃から情報収集をしている施工業者であれば、どのような助成金や補助金があるか知っているはずです。
しかし、助成金や補助金の知識がない業者も多いので注意が必要になります。
親切な業者なら、事前に情報も教えてくれるはずです。施工業者は損をすることがないからですからね。
それどころか、助成金や補助金のおかげで工事を受注しやすくなるので、情報は積極的に提供するはずです。
情報提供ができない施工業者は、どこか不自然と考えてもいいでしょう。しっかり専門知識のある業者に依頼する方が賢明ですね。
直接問い合わせる
管轄の行政に直接問い合わせすれば、どんなものが適用できるかすぐにわかります。
問い合わせれば、自分にマッチしているかもわかるはずです。
ただし、窓口に行かなければ細かな話ができないなど、めんどくさい点もあります。
ある程度の情報を集めてから、問い合わせるのがスムーズですね。
関連記事:外壁塗装のお金がない?外壁塗装を安く済ませるポイント
助成金受け取りまでの大事なポイント
受け取りまでの大事なポイントは、助成金や補助金の申請はできるだけ早く申し込むことです。
時間が経つと助成金や補助金の予算が終わり、打ち切られる場合もあります。
予算や期限切れとなれば、どんなに交渉しても利用できないため、できるだけ早い行動が成功の秘訣です。
申請の代行までしてくれる施工業者もありますが、専門的な知識が少ないことも多く、満額の助成金や補助金を貰えないことも多いので注意が必要です。
その点、シンニッケンはお客様に代わって専門のスタッフが助成金や補助金の申請をすべて行います。
申請が受理されると費用負担も変わるので、必ず申請しておくことをおすすめします。
シンニッケンは申請などのノウハウも蓄積してきました。
無料でご相談にも乗れますので、外壁塗装を考えるのなら、ぴったりのパートナーになるはずです。